コラム

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『歯周病のサインに気をつけよう』〜早期発見と治療の重要性〜

歯周病は初期には痛みが出づらく、進行してから自覚症状が出始めます。

そのため、小さいサインを見逃さないことが大切になってきます。

 

⑴歯周病のサイン

みなさんは、ご自身の歯茎がどんな色や形をしているか、鏡で見たことはありますか?

髪型や肌荒れなどは鏡に近づいてみたりすることもあるかと思いますが、歯茎をじっくり見るかたは少ないかもしれません。

歯茎は栄養状態や日々のケアで変化が出やすい場所です。
観察してみると色々なサインが現れています。

 

①歯茎のサイン

歯周病の初期である歯肉炎では、

・歯茎が赤みを帯びている

・歯茎の形がぼこぼこしている

・歯茎から出血する

といった症状が見られます。

 

また、少し進行し始めると

・赤紫色の歯茎

・歯茎が下がり、歯が長くなる

・歯茎からの出血や膿が出る

・歯周病菌特有の嫌な臭いがする

 

などと変化してきます。

 

 

②歯のサイン

歯周病の初期では、歯の痛みはほとんど出ません。

しかし、噛み合わせの力が強く当たり痛みが出ることがあります。それを咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)と呼びます。

 

前歯と奥歯はそれぞれの機能に合わせて、形態が異なります。

前歯は横揺れの力を支えるために長い杭のような形、奥歯は噛み砕くための力を支えるために複数の根っこを持っています。

しかし歯並びなどの関係で奥歯に横揺れの力がかかり過ぎたりすると、歯を支えている周りの組織が炎症を起こし痛みがでることがあります。

そういった部位に汚れが残り炎症が強くなると、骨の吸収が一気に進んでしまいます。

そして、歯周病が進行し骨が減っていくと、普通の力がかかっても支えてくれる骨が少ないため歯を揺らす悪い力になります。

これを二次性咬合性外傷(にじせいこうごうせいがいしょう)と言います。

この頃には、歯に揺れが出ていることが多く、硬いものを噛んだ時に痛みを感じる場合があります。

 

つまり、噛み合わせで痛みが出る場所は、将来的に歯周病が進行しやすい部位である可能性があるため、一度かかりつけの歯科医院で見てもらうといいでしょう。

詳しい原因や治療についてはこちら!

 

 

⑵こういう人は要注意!

・朝起きると顎が疲れている/歯が浮いたような感じがする

こういった症状がある方は、夜間強く噛み締めていたり、歯軋りをしている可能性があります。

歯軋りは通常の食事時の噛む力よりももっと強い力が歯にかかっている可能性があります。

そのため歯の周りの組織が破壊される可能性も高まるため、要注意です!

 

・デスクワークなどが多く、気づくと上下の歯がくっついている

基本的に安静時は、上下の歯は少し離れた状態が良いとされていますが、食事の時以外でもずっと歯がくっついていて力がかかり過ぎている状態は、歯にとてもストレスを与えます。

意識して歯と歯を離すようにしましょう。

 

・介護職など力仕事が多い方、スポーツマン

人は力を入れる時は無意識に歯を食いしばります。

仕事柄、力仕事が多い方は食いしばることが多く、歯に負担がかかっている恐れがあります。

 

 

⑶まとめ

歯周病は、人それぞれの歯並び、噛み癖、噛む力、磨き方、健康状態など様々なことが組み合わさり、時として症状が現れてくることがあります。

歯周病は進行してしまうと、元の状態に戻すことが難しい病気です。

日々のケアがとても大切で、ご自身のお口に意識を向け、何か異変があれば早めに受診されることをお勧めします!